太陽がなくなった!
園だより |
桐朋幼稚園には、廊下に大きな太陽の壁画が飾ってあります。
何年も前に作られたものなのだそうです。
今年は春にばら組でビリペタの活動をしたのもあったので、作り直してみよう!という話に職員間でなりました。
ただ「太陽を新しく作ろう」と提案するよりも、子どもたちが空想の世界を楽しめたり、世界観に浸れるには、、と、
太陽を突然無くしてみる事を考えて、実施してみることにしました。
「そういえば、、あそこの太陽がないらしいよ ?」と
集まりの時に呟いてみると、その後早速現場を見に行く子どもたち。
「先生ー!太陽がなーーい!」
「大変だ!どこだ!?」
「泥棒だ!」「きっと運んでいったんだ」
「空に返ったんじゃない?」「天井を突き破っていったのかもしれない」
「大変だ〜。明日から雨続きだったらどうしよう」
などなど‥
空想を膨らませ、色んな考えを飛び交わせて、仲間とイメージを共有することをとても楽しんでいるようでした。
翌日、「みつかったよ!!」と保育者が持ってきた大きな枠組には、黒い画用紙だけで、太陽がごっそりありません。

「空に逃げたんだ」
「溶けたのかもしれない」
「作らなきゃ!」
「みんなで作れば!」
ということで、作ろう!となり、画用紙を持ってきて、
「これをこうやってビリビリ破くと太陽の素になるよ。ちょっと熱いよ。火傷しないように渡すね」

「あちち!」なんていいながら盛大にビリビリして紙の破く感触を存分に楽しみます。
たくさんの太陽の素を、「あっためておくね。明日貼ろう」と話してその日を終えました。
さて翌日は、また枠組みに変化が!太陽のコロナだけ出来ていたのです。これにも子どもたちは、えー!!といい反応。


「昨日の太陽の素を貼って完成させよう。熱いしね。強力なボンドっていうもので貼るよ。
ちょんちょんちょんって(間隔をあけて)つけていくとしっかり貼れるよ」と伝えます。
そうして、すごく大きくて立派な太陽が出来上がりました!
実際に廊下に置かれたものを見て、すごく誇らしげにしていた子どもたちです。


一人では完成しない作品だからこそ、「みんなで作ったら、こんなにすごいものが作れちゃった」
「みんながいたからできた」と、仲間の力を感じられたり、協力する楽しさや、自分も集団の一員であるという実感に繋がる活動になっていたら嬉しいです。
「熱くないよ!」「ちょっと熱いかも」様々話しながら作業を進めていました。
同じ目的を持ってクラスで1つの作品を作りあげる、まさに共同作業。
「仲間と一緒に何かを生み出す喜びを知る活動」となっていたらいいなと願います。

