1学期を振り返って(1)
園だより |
1学期の6月中旬、4歳児ばら組はじゃがいも掘りに行きました。そのことを振り返ります。
昨年度の「さつまいも掘り」でもお世話になった永野農園さん(桐朋幼稚園の卒園生です)の畑で、じゃがいも掘りを楽しませて頂きました。
永野さんが丹精込めて育ててくださった畑にはじゃがいもがたくさん!ばら組は園の活動としては初めてのじゃがいも掘りです。まずはゆり組(5歳児)の手本を見せてもらうことにしました。ゆり組の掘る様子を目の前でまじまじと見つめ、さぁ今度は自分たちの番!
実際にやってみると、思うように茎が引っ張れなかったり、じゃがいもが土の中で房状になっているとは知らず、1・2個じゃがいもが掘り出したらおしまいという感じの子も。そんなばら組に、周りの友だちやゆり組のお姉さん・お兄さんたち、保育者やボランティアのお母さん方が力を貸してくださり、沢山のじゃがいもを掘り出しました。
掘ったのが自分たちであれば、持ち帰るのも自分たち。重くなったリュックを背負いながら、また相当な高温の中、畑から園まで(子どもの足で)約30分くらいの道のりをなんとか歩いて持ち帰りました。本当に頑張っていました。
翌日、ポテトチップス、お味噌汁、じゃがバターなど、さまざまなお芋料理を味わったことを話してくれました。もっと食べたい!ということで、絵の具でじゃがいもを描き、幼稚園の壁にもじゃがいも畑をつくることにしました。茎、葉、土、じゃがいもなどに直に触れた手で描かれるそれは、子ども一人ひとりの心に響いたものを表していました。
お手伝いいただいたボランティアの保護者の方々、お芋料理を楽しんでくださったおうちの方々、おかげさまで子どもたちにとって貴重な経験になりました。ありがとうございました。
1学期、やりたい遊びや様々な活動を通じて、「一緒の心地よさ」を味わっていたばら組。じゃがいも掘りも「一緒の心地よさ」を育む経験の一つになっていたように思います。