プレイデーの取り組みの中で
子どもたち |
年中組では前回、紅白のチーム分けについてみんなで考え合いました。
今回は、もう少し子どもたち自身が「自分たちのこと」として考えてみる時間になったらいいなと思い、あえて最初から同じ人数にはせず、もう一度綱引きをしてみることにしました。
2回戦行ったのですが、これまでの経験もあってか、始める前から、
「人数が少ないから、これじゃ負ける!と泣き顔になる子や
「これじゃ無理!」と怒ってその場を離れる子の姿も。
そして、2回とも少人数チームになり、負けてしまった子も涙を見せていました。
周りからも悔しい気持ちが聞こえてきます。
一方で、勝った大勢チームの子どもたちは嬉しそう。「2回勝った!」と喜ぶ姿もありました。
そこで、お部屋に戻ってから、まずは悔しかった子たちの気持ちをみんなで聞いてみることにしました。
その横では、「私は2回勝ったから!」「ぼくも!」と嬉々として話す子もいます。
そこで、「じゃあ、悔しいっていう気持ちを聞いて、ほかのことを思った人はいる?」
と聞いてみました。すると、
「かわいそうだなって思う」
「自分も勝ちたいけど、かわいそうって思う」
「どっちも勝ちたい」
「私も勝ちたいけど、負けた子は悔しいよなって思う」
「みんなで引っ張ったらいいのかな」
など、いろいろな声が出てきました。
そこには、「自分も勝ちたい」という気持ちと、「負けた友達は悔しいだろうな」という気持ち。
その両方を抱えて、どうしたらいいのか考えているような姿がありました。
「勝ちたい。でも、友達にも勝ってほしい。」
そんな簡単には答えの出ない気持ちを、子どもたちなりに味わっているのかもしれません。
そして、そんな友達の言葉を聞いているうちに、
「2回勝ったから嬉しい!」と喜んでいた子どもたちの中にも変化が見られました。
「…かわいそうかも」
と、負けた友達の気持ちに目を向ける子が出てきたり。
また、少人数チームになったことで怒っていた子も、同じように「悔しい」と話している友達の思いを聞くと、
「あ、ぼくと同じ気持ちだ」と、ほっとしたように呟いて笑顔を見せる姿もありました。
自分の気持ちを出してみる。友達の気持ちを聞いてみる。
そして、「あれ?自分と同じだ」と気づいたり、「そういう気持ちだったのか」と相手のことを少し想像してみたり。
すぐに「じゃあ、こうしよう!」と答えを出すことだけが大切なのではなく、
こうした気持ちの行き来を重ねながら、子どもたちなりに
「みんなでどうしていこう?」を考えていけたらと思っています。

