スイミーの世界観をみんなと感じる①
園だより |
プールや水遊びなど、水に触れる機会が増えているこの時期にぴったりの絵本「スイミー」の世界を子どもたちと感じる活動を行いました。
ある日の朝の会。「今から海へ行くよ。」「お魚がいるかもしれないな。」と話しながらプレイルームに向かいます。
予め海の中を再現するように、カーテンを閉めて薄暗くしておいたり、冷房を効かせて肌寒いくらいにしておきました。
そこで出てきたのが、スイミーの大型絵本。
波が漂う様子を表現したピアノの演奏と共に、お話が進んでいきます。
マグロがきた時にはおどろおどろしい曲調に、思わず「こわい 」と身をすくめる子もおりました。
それくらいお話しの中に没入しているようにも見て取れました。
一通り読み終えたあと、「みんなもお魚になって泳いでみよう」と保育者が一緒になって、
魚になりきる表現をしてみました。
スイミーになりきってみたり、お魚になったり、水中ブルドーザーみたいな伊勢海老、顔を見る頃には尻尾を忘れているほど長いうなぎ。
見えない糸で引っ張られている見たこともない魚たちを様々表現してみたり、保育者の動きを見て感じたり。
ゆったりと楽しんでいるところに、またマグロを連想させるような曲調になると、わ!と少し真剣な表情で
岩陰に隠れようと集まっています。

「どうしよう。このままでは怖くてずっと岩陰から出られない」「何かいい方法はない?」と問うと
「やっつける!」「マグロをやっつけよう!」「大きな魚になって!」と話しています。
「決して離れ離れにならないこと」のフレーズに、しっかりとくっついて大きな魚になりきります。
マグロの曲調が再び流れても離れずにいる様子でした。
自分が再現してみることによって、怖いけど、離れてはならない という場面の
恐ろしさ、奮い立つ思いなどを、より一層体感しているように思います。
まさにお話しの世界に入り込んでいる、そんな表情がたくさん見られました。

