2学期のはじまり
園だより |
2学期の園生活が始まりました。
例年に比べると短い夏休みでしたが、久しぶりに登園した子どもたちは、身体が一回り大きくなっていたように感じます。
厳しい残暑、新型コロナウイルス感染症の拡大防止など、園生活を送る上でさまざま気を付けなければならない事はありますが、子どもたちがいる幼稚園はやはり活気に満ち溢れています。
「ねえ、みて!こんなことできるようになったんだよ」
子どもたち自身もこの夏休みに自分が大きくなったことを感じているのでしょう。
暑い暑い夏。だからこそ木陰の下にある砂場では、裸足でくりかえし何度もバケツに水を入れ込んで、一面を水たまりにしたどろどろ遊びが大盛り上がり。発達の点からも、乳幼児の頃が最盛期といわれる感性・感覚がこのような遊びによって育まれています。
「あのね、なつにね、ままとぱぱと、たのしいことしたの。あのね、これは…」
子どもたちの絵には、その子なりの物語があったり、心の中の思いが沢山詰まっていて、その魅力にひきこまれます。
夏休み中、遊びたいと思っていた友だちと久しぶりの再会。会えない時間が、友だちへの思いをより募らせていくのでしょう。
桐朋幼稚園では、子どもたちの遊びがより豊かになる事を願い、園庭について様々なことを構想しています。今、園庭では、子どもたちの遊びの傍らで、業者の方が新しい遊具の工事をしてくれています。
本物の重機の動きや大きな音。普段はなかなか見聞きすることのできない大人の仕事を間近に感じる(安全に配慮しながら)ことができ、子どもたちは色々なことを思い、考えているかのように、しばらくの間眺めていました。
すると、「どうして、ここをほってるの?」と大人の仕事から「なんでだろう?」が浮かび上がってきました。見ることから学びの素が生まれます。子どもたちが業者の方に直接尋ねてみました。
すると業者の方は「ここに新しいブランコを作る為の基礎をつくっているんだよ」と、見本を示してくれながら、丁寧に教えてくれました。
ブランコつくりにおける職人の技やその過程を垣間見ながら、新しいブランコが出来ることを楽しみに待ちわびています。