幼小一貫教育
初等部で大切にしていること
1955年創設時より、幼稚園と小学校は初等部として、原点に子どもをおき、一人ひとりに寄り添う教育を行ってきました。
幼児期から児童期にかけて、自然そのものとふれ合うこと、実際に事物にふれること、身体をくぐらせることを大切にしています。
園庭の先に、幼稚園と小学生の畑があります。小学生が育てる作物の周りには、カナヘビ、カマキリ、バッタなどたくさんの生物がいます。一緒になって探すことや小学生が捕まえるところを見ています。園舎の2階が1、2年生の教室です。小学生が降りてきて、一緒に遊ぶこともあります。
日頃からお互いの様子を見られ、感じられる場所で共に生活をしています。幼小の教職員が協働し、お互いの子どもの様子、活動や授業を学び合います。子どもの育ちにじっくり向き合い、支えています。
受験体制に巻き込まれずに、自分づくりを
私たちの園には、桐朋小学校への推薦を受けることができる制度があります。
私たちの学園では、幼児期、児童期、青年期、それぞれの時代にふさわしい育ちが必要であると考え、その発達の時期にふさわしい課題を追究した保育、教育を展開しています。
推薦制度によって、受験教育の体制に巻き込まれることなく、長い期間をかけて自分づくりや他者とのかかわりを育みます。