3歳児 園生活のはじまり
園だより |
入園したばかりの3歳児。それぞれのペースで園生活、遊びを始めています。
室内のおままごとコーナーに惹かれて、楽しむ子。登園時、お母さんと離れる際に涙をこぼして保育者に抱かれて積み木遊びをするうちに、涙がとまり、積み木で「滑り台」を作って嬉しそうに微笑む子。モルモットを抱っこして、気持ちを落ち着ける子。「モルモットは何の野菜を食べるのかな?」ということに興味を持つ子。女の子3人でアスレチックの下でお家ごっこをする子。保育者や友だちの動きにも誘われながら、子どもたちそれぞれに、遊びを見つけています。
「ママがいいー」「ママー」と泣いていたある男の子。保育者に抱っこされ、園庭を散歩していると、夏みかんの実を拾って喜ぶ友達の姿に出会いました。すると・・・その男の子は泣きながらも「ぼくも(夏)みかんをひろうー」と言って、自ら抱っこを降りました。
そして、目的の夏みかんを拾うと・・・「抱っこー。ママー」とまた泣くことにしたようでした。
泣きながらも、園庭に気持ちのいい風が吹くと、その間、風の心地よさにふと涙が止まったり、抱っこされながらも周りの友達の様子を観察して、それを自分もやってみたいと思えたり。今は、それで十分です。「泣きたい気持ち」に保育者も、しばらく付き合っていこうと思います。