みんなで作ったピンボール
子どもたち |

先日から、木枠で作った「ピンボール」をテラスに出していました。
ビー玉を転がして、「○点に入った!」
「あー、おしい〜!」と夢中になって遊ぶ子どもたち。
丸い円卓に置いていたこともあってか、一つのボードを仲間と囲み、順番を争うというよりも、
友達が打ったビー玉の行方を一緒になって追いかけている姿もよく見られました。
そんなふうに、みんなで和やかに遊んでいる様子が印象的でした。
そんな姿を見て、今度は「自分たちでピンボールを作ってみよう!」と誘ってみることに。
5つのチームに分かれ、数日かけて制作に挑戦しました。


初めて一緒になる仲間とのチーム活動。
楽しくワイワイ作りながら、「一人の力では難しいことも、仲間と一緒ならこんなにすごいものが作れちゃった!」という経験になったらいいな、と思いながら進めていきました。
釘を打つときには、「今、仲間が打っている間は、木材がズレないように誰かが押さえといてあげてね」と伝えていきます。
一人が打つだけでは完成しないピンボール。自然と「押さえる人」「打つ人」が必要になり、仲間と協力して一つのものを作る機会にもなっていきました。
もちろん、木工作業が得意な子もいます。でも、得意だからといって、すぐに作業に入っていくとは限りません。そこもまた、今回の活動の面白いところだったように思います。
「疲れたり、難しいなぁと思ったときは、『タスケテ〜!』って言ったら、きっと同じチームの誰かが助けてくれると思うよ〜」と、折に触れて伝えていました。
すると、それぞれのチームで、いろいろな「助け合い」が生まれていました。
例えば、苦戦している仲間を見て、「やろうか?」と声を掛ける子もいます。
「いや、大丈夫!」と言われれば、その気持ちを受け止めてくれてもいます。
Aちゃんが「うーん、打つのダメかも〜。B君やってー」と素直に助けを求めると、「よし!」と引き受けてくれるB君。
「助けて」と言えることも、助けを求められたときに「やってみよう」と引き受けることも、どちらも素敵な姿でした。
別のチームでは、「無理だよぉ」と最初は尻込みしていたCくんが、周りの様子をみて影響を受けたのもあったのか実際にやってみると……できた!
「無理だと思ってたけど、できたね!すごいね!」とみんなで話すこともありました。
その後、「今度は一人で最初からやりたい!」と言うようにまでなったC君。
「やってみたら、できた」という経験が、少しずつ自信につながっているようでした。

色塗りを終え、最後にビー玉の障害物となる釘を打っていくときには、
「ここ、40点にしよ!」
「ここは80!」
「200万点は?」
「みんなで最後に決めよーよ」
「ここ、イカリの形にして釘打つのはどう?」
と、イメージもどんどん沸いているようです。
最初から「こういうものを作ろう」と決めていたわけではなく、それぞれのアイデアが合わさり、みんなで作っていきながら少しずつ形になっていきました。
今回の活動を通して、釘を上手に打てるようになったことだけが大切なのではなく、
「ちょっと難しいな」と思ったときに「助けて」と言ってみること、
「やろうか?」と言われたときに、自分の気持ちに合わせて「お願い」と言ったり、「大丈夫」と伝えたりすること、
誰かが困っていたら、自然に手を貸してみること、
そして、自分でやってみたら「できた!」という経験をすること、
そんな一つひとつの経験が、これからの子どもたちの中に積み重なっていったら嬉しく思います。
テラスにピンボールを置いておくと他学年の子もよく遊んでくれている姿がありました。
そこで、「チケットを作ってお客さんを呼んでみない?」と提案すると大張り切りで作成し、呼び込みをしにたんぽぽ組へ…!

「いらっしゃいませ~!!」「チケットください!」
「ここをこうやって引っ張って…」「おー!100てーん!!」と大変盛り上がった時間でした。
自分たちが作ったものであそんでもらう事が、とても嬉しかったり、得意気になれたりといった様子が見受けられましたよ。
お祭りのような雰囲気もあったのか、太鼓を叩いて歌いだす子もいて、気づくとお神輿も出ていて、たんぽぽさんも担いでみたいとの事で園内を練って歩いたりとどんどん遊びが広がっていく様子も面白く感じました。

