みんなの花火大会
子どもたち |
絵の具を使って花火の制作をしました。
「夏休みに花火大会に行った人はいる?」「手持ち花火をやった人は?」と聞いてみると、
楽しかった思い出が次々と飛び出し、みんな一斉に話し始めるほどの盛り上がりでした。
先生はこの前に予定されていた調布の花火大会が雨で中止になってしまい残念だったことを
話すと、同じように思っている子もいたようでした。
「だけど、みんなで作った花火を壁いっぱいに飾ったら、花火大会みたいになるんじゃないかな?」
と話すと、「いいね〜!」と、わくわくする様子がありました。
今回の制作では、綺麗な花火や、花火らしい花火を描くことを目標にはしていません。
絵の具で描いていく中で生まれる色や形を楽しみながら、一人ひとりが自分なりの
イメージを膨らませ、自由に表現できたら面白いなと思い、大きな画用紙を用意しました。
最初は小さく描いていた花火が、いつの間にかどんどん大きくなっていったり、
赤っぽい色に白を混ぜるとピンクに変わり、「次はこの色を混ぜたらどうなるんだろう?」
と、色の変化を楽しんだり……。描き進めるうちに、子どもたちの表現が次々と変わっていく
様子がとても面白く、本当にいろいろな花火が出来上がりました。


「花火があがって〜……あー!雨が降ってきました〜!」と、筆で力強く点々を
描き足す子もいれば、「ここはマグマになった!」と、花火からダイナミックな表現へと
変わっていく子もいました。
絵の具で思い切り描いているうちに、いつの間にか自分の中にストーリーが生まれ、
それがどんどん外へあふれ出してくるような姿もありました。

また、小麦粉粘土にも取り組みました。
びよーーんと伸ばしたり、叩いたり、
ちぎったり、丸めたり……。
手や指をたっぷり動かしながら、
粘土の感触や形の変化を楽しみました。
絵を描くことになると、「上手に描けないかも」と苦手さや自信のなさを感じる子もいます。
周りの友達を意識するようになる年中さんだからこそ、さまざまな思いを抱くこともあるのかもしれません。
だからこそ、正解や決まった形のない活動の中で、「こうしてみたい!」と思ったことを、
自分の思うままに表現する経験も大切にしていきたいと考えています。
絵の具や粘土に触れ、思い切り手を動かし、色や形の変化を楽しむ。その中で生まれる
「やってみたい」「こんなふうになった!」という気持ちが、表現する楽しさや、
心が解放されるような心地よさにつながっていったらいいなと思います。

