4歳児 集団遊び・きもち
園だより |
2学期のエピソードを振り返っていきます。
9月のこと。
ハンカチ落としやフルーツバスケットといった、クラスで遊べるような集団あそびを取り入れています。
普段一緒にあそんでいる友だち以外にも目を向けられるいい機会にもなりますし、わいわいとみんなで遊ぶって楽しい!と感じられる様子も多々伺えます。
一方でそこから生じる「やりたいのにできなかった」「譲ったけど本当はやりたかった」等といった、子どもにとっては大きな心の揺れもみられます。心の揺れや葛藤は時に悩みともなりますが、その子の成長へ大きく結びつくきっかけとなることも大いにある為、見逃せないところでもあります。
特にハンカチ落としでは、ハンカチが自分の元にくるのを「まだかなまだかな」とドキドキして楽しみに待つ様子もあれば、「僕(わたし)に置いてね!」と鬼役の子に主張してみたり、「また明日もやろうね」とアナウンスがあっても、終わりの時間が訪れるとやりたかった思いが溢れて涙する子もチラホラ。

「頑張りたい・やりたい」という強い思いがあるからこその涙だと思いました。
そしてクラスの中でそんな姿をさらけ出してくれたこと、すごく嬉しかったです。クラスの中では頑張ったり踏ん張ったりする事もあれば、自分の思いを我慢するばかりではなく、素直に感情をさらけ出せるような場でもあってほしいと願っている為です。
「この間のハンカチ落としのあと、誰とは言わないけど泣いていたお友達がいたよね。どうして泣いていたんだろう」
と問いかけると、
「ハンカチをもらえなくて嫌だったんじゃない?」「鬼をやりたかったから」
と考えを口々にしていました。
「そうか。やりたいのにできなくて、悔しい!っていう思いが涙になったのかもしれないね。」「そういう気持ちになることって、みんなもある?(あるよ!の返答多数!)先生はね、泣いている姿も素敵だなと思ったよ。それだけやりたい!っていう気持ちが強いって事だよね」
解決はせずとも共感したり、共感してもらったりすることで心が軽くなるといいなと願って話をしていきました。保育者が声をかけずとも「どうしたの?」「大丈夫?」と相手を思って声をかける姿も自然とあって、すごく素敵でした。
普段の各々が好きなあそびにじっくり取り組む時間とはまた違った経験ができる遊びを、今後も少しずつ取り入れていけたらと考えています。


