音大生によるミニコンサート♪
園だより |
先日、桐朋学園大学の学生による木管五重奏のミニコンサートがありました。小学校のプレイルームで、フルート、オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットの5つの楽器で演奏してくださいました。
楽器を持った学生さんをお迎えして、さっそく演奏が始まると、子どもたちは目をキラキラさせて聴き入っていました。オープニングの1曲目を聴き終えると、至近距離で聴く素晴らしい音色とハーモニーに、子どもたちや保育者たちも「おお~~!」と感動して大きな拍手。立ち上がって拍手する人もいました。演奏中は音楽に合わせて体が動いてしまうというような様子も見られ、迫力のある生演奏を全身で感じていました。
演奏の合間には楽器の紹介がありました。初めて見る楽器が多かったようで、子どもたちは興味津々で見ていました。一つひとつの楽器の特徴(吹き口の仕組みなど)をお話してくれたり、短い曲を演奏して楽器の音をよく聞かせてくれたりしました。
それから、子どもたちにも馴染みのある「きらきら星」や、幼稚園でよく歌っている「ぞうさんのぼうし」を木管五重奏でアレンジして演奏してくれました。「ぞうさんのぼうし」では、1回目は演奏(楽器の音)を楽しみ、2回目には子どもたちや職員も一緒に歌って演奏に参加して楽しみました。とても素敵な生の音を体全体で味わって、いい気持ち・・・。子どもたちの歌声も優しく、穏やかでした。最後に「クラリネットをこわしちゃった」の演奏があり、大盛り上がりのミニコンサートでした。
5歳児ゆり組は、さいごに学生さんに質問をさせてもらう時間もいただきました。
・フルートはどうやって音が出るの?(他の楽器は、楽器紹介の際に、どのような仕組みで音が出るかを紹介してくれていました)→フルートを3つに分解して、仕組みを見せてくれました。近くでじっくりと楽器を見ることができました。
・それぞれ音が違う楽器なのに、どうして音が合うの?→「一緒に練習したり、気持ちを合わせたりしていると、だんだん合うようになるよ」といった内容のお話をしてくれました。
ミニコンサートの後、子どもたちに感想を聞いてみると
・「きらきら星」が長くてびっくりした
・「ぞうさんのぼうし」がすてきだった
・やさしい気持ちになった
・自分も吹いてみたい。素敵な音だったから
・知っている曲があって楽しかった
・金の楽器にどうやって穴を開けたのかな(フルートが金で出来ていることを知って)
など、それぞれが感じたことを言葉にしてくれました。
家庭でも、どんな楽器だったのかを身振り手振りで保護者の方に伝えようとする子がいたり、「もっと聴きたかったんだ」と言う子もいたりしたようで、とても印象に残る一日になりました。
演奏してくださった音大生の皆さん、貴重な機会をありがとうございました!