保育の方針
保育の原点は子どもです
桐朋幼稚園は、子どもが地に足をつけて育っていくことを何よりも願っています。親が子どもの未来に夢を持つのは当たり前ですが、その前にまず、人間として自分の力で生きていける「根」を持たなければなりません。それをしっかりと根づかせることを、目標にしています。幼児であっても、まぎれもない一人の人間だからです。
園は、子どもの生活の場です
子どもを温かく受け入れ、安心して生活が出来る場をつくることから保育は始まります。家庭から離れた不安が解消されるのと入れ替わるように、子どもは自ら動き始めます。自分の探し物を自分でみつける。うまくいかないことを、どうしたら出来るかを考えてやってみる。そういった生活をするために必要な力を身につけていくことが大切です。大人の求めを性急に押しつけず、子どもが自発的に動いていくことを大切に考えています。こうして社会生活の基礎を少しずつ身につけていきます。
園は、ぶつかり合い、むすび合いの場です
自発的な行動は、子ども同士が、ふれ合い、ぶつかり合い、結びつく中で育っていきます。子どもが積極的に仲間をつくり、その生活を楽しめる機会、活動をいくつも用意し、保育者も参加します。個人の力量だけを伸ばすのではなく、幼児期から人とかかわり合うことも大切に考えています。
「生活」「遊び」「題材活動」が柱です
一日の園生活は3つの活動で構成されます。「生活」は、身の回りのことをしたり、飼育活動や、掃除や片付け。室内でゆったりとままごとをしたり、自然豊かな園庭で思う存分やりたいことを楽しむ「遊び」。そして、制作や表現などの「題材的な活動」。これらを日々楽しむことにより、子どもたちのいろいろな側面が豊かに育っていきます。